院内の様子
当院の導入機器について
当院は糖尿病・甲状腺疾患等専門分野を中心とした内科クリニックです。
糖尿病・甲状腺疾患の診療に必要な検査を院内で行い、即日結果をご説明することが可能です。
HbA1c測定装置
血糖値と合わせて糖尿病のコントロール状況を評価する指標としてHbA1cがあります。
当院では信頼できる測定データが得られることはもとより、1分弱で結果の出る装置を導入しています。
自動尿分析装置
糖尿病の合併症が進むと尿から蛋白質が出るようになります。また、著しい高血糖で代謝失調に陥っている場合はケトン体が、尿路結石等泌尿器系の疾患の場合は血尿が出るため、尿検査は非常に重要な検査です。
糖尿病患者様やその他適応となる疾患が疑われる患者様に検査をお勧めしています。
甲状腺機能測定装置
甲状腺機能の評価のために必要な、甲状腺刺激ホルモン(TSH)と遊離サイロキシン(Free-T4)を測定するPOCT(Point of Care Testing:簡易迅速検査)装置です。病院等で甲状腺機能を測定する場合、結果を得るために60~90分程度かかりますが、この装置であれば20分程度で結果が分かります。簡易迅速検査装置の為、精密検査と比較し多少の測定誤差はありますが、症状を伴うような甲状腺機能異常の診断に支障をきたすものではございませんのでご安心ください。
患者様の病状によって精密検査(院外検査)のご案内をさせていただきます。
全自動血球計数機
甲状腺機能亢進症であるバセドウ病の治療薬では、白血球の一種である好中球が減少してしまう副作用がまれではありますが認めることがあります。患者様の安全のため、当院でバセドウ病の治療を行っている患者様は定期的に血球数を測定させていただきます。
心電計
心臓の動きを電気的に解析した心電図をとる装置です。
糖尿病では胸痛を認めずに心筋梗塞を起こしたり、甲状腺機能亢進症では心房細動という不整脈を起こしたりすることがあります。さらに糖尿病の合併症である自律神経障害の程度を測定するために心拍変動を測定する等心電図の検査は様々な場面で重要です。
血圧脈波測定装置
糖尿病はコントロールの状況によって徐々に動脈硬化が進んでいく疾患です。
血圧脈波装置は、現在の動脈硬化がどの程度進んでいるのか、血管閉塞の疑いが無いか体に負担をかけずに検査出来る優れた装置です。
動脈硬化が疑われる糖尿病・高血圧症・脂質異常症等の患者様には定期的な検査をお勧めしています。
超音波画像診断装置
糖尿病や脂質異常症等で動脈硬化が進むと、頸部の動脈が分厚くなったりプラークという血栓ができたりします。動脈硬化は脳梗塞のリスクになるため現在の状態を知ることはとても重要で、動脈硬化が疑われる患者様では定期的な検査をお勧めしています。
一方甲状腺疾患では、甲状腺の状態を知るため超音波検査はとても有用な検査です。甲状腺機能異常の方に対して血流の評価をすることはもちろん、腫瘍などの結節性病変の発見に役だちます。
甲状腺癌でもっとも頻度の高い甲状腺乳頭がんは正常組織よりも硬い結節であることがおおく、エラストグラフィーという評価方法が診断の一助になります。当院では組織の硬さを評価するエラストグラフィーが可能な超音波装置を導入しています。
その他、健康診断や禁煙指導、睡眠時無呼吸治療に必要なX線一般撮影、オージオメータ、呼気一酸化炭素濃度測定器、
ホルター心電図、睡眠時無呼吸検査(簡易・精密)等の検査をご用意しています。